機種スペックについて

積層ピッチ

積層ピッチは機種や材料によって異なります。詳しくは下記を参照下さい。
ProJet MJP 3600 Max
Stratasys F370
【XHDモード】0.016mm
【UHDモード】0.029mm
【HSモード、HDモード】0.032mm
(0.128mm)、0.178mm、0.254mm、0.33mm
※PLAは0.254mmのみ
※0.128mmはサポート材不可のため要相談
【造形サンプル】

【造形サンプル】

formlabs Form3
【レジンClear、Grey、Black】0.025mm、0.05mm、0.1mm
【レジンWhite】0.05mm、0.1mm
【Castable、Hightemp】0.025mm、0.05mm、0.1mm
【Tough、Flexble、Durable】0.05mm、0.1mm

【造形サンプル】

※当社では精度を優先して標準では各機種の最小積層ピッチを使用しております。
  ご要望があればその他の積層ピッチも対応いたしますので、お見積り依頼の際にご相談下さい。

造形出力サイズ

一度に出力できる最大サイズは下記の通りです。(X,Y,Z)
ProJet MJP 3600 Max
Stratasys F370
298×183×203mm
355×254×355mm
formlabs Form3
145×145×185mm
※ご自身で配置データを作られる場合は、最大サイズギリギリでの配置ですと場合によっては出力不可の場合もあります。


造形出力樹脂に関する注意事項

積層段差について

3Dプリンタの積層造形方法の場合、スライスした様に下から少しずつ積層されていく仕様のため積層段差が出来ます。
造型機の積層ピッチが大きければ当然大きな積層段差が出来てしまいます。
そのため、出力品の積層段差を表面処理をする必要があります。



3DCG等からのキャラクター出力におきましても、積層ピッチが高精度のため、出力後の表面処理の手間も大幅に省く事が出来ます。

出力後そのまま組んだ物
出力後、サフェーサーを吹いた物
積層段差参考


気泡について

樹脂内に稀にごく小さな気泡が混入する事があります。
品質自体には影響はありませんので予めご了承下さい。


微細パーツについて

機種によって再現性が異なります。
精度につきましてはProJet MJP 3600 Max > formlabs Form3 > Stratasys F370となります。

ProJet MJP 3600 Max
Stratasys F370
穴径0.8mm以下、及び0.5mm以下の細い形状の再現性は
低くなります。立体出力テスト造形では0.2mmの造形も
可能でしたが、最低でも0.8mm以上は確保して頂く事を
推奨いたします。

【0.3mmのメッシュ状穴及び0.2mmのフィン状パーツ】 

精度±0.2mmのため、微細なパーツには向いていません。
formlabs Form3


吊り下げ式のためサポート材の位置によっては表面の精度が落ちます。サポート材の取り付けが必要な箇所は最低でも1mm以上は確保して頂く事を推奨いたします。

【1.5mmのリボン及び1mmの紙(背面)】



中空パーツと肉厚について

テスト出力をした結果、肉厚0.3mmのパーツの出力は可能です。
あまりに肉厚が薄いと強度的に変形してしまう恐れがあるため、最低でも2~3mm以上はとる事を推奨しております。
中空パーツは中にサポート材が封入されてしまいますので、除去するための穴を開けておく事を推奨しております。



樹脂の特性、保存の仕方について

樹脂の特性上、温度/湿度の状態によって歪んだり経年変化しますので予めご了承下さい。(※Stratasys F370を除く)
特に薄いパーツや細いパーツ等は注意が必要です。

保存時は直射日光を避け、温度・湿度の変化を少なくし、(温度18~25℃、湿度30~70%)による保存が望ましいです。
モデルを輸送する場合は、外力が加わらないように梱包してください。
また、これらの方法によって変形などをすべて防ぐことができるわけではないことをご了承ください。



サポート材について

立体出力品はサポート材が付着している状態で出力されます。サポート材は出力品の形状維持をするための補助材です。

ProJet MJP 3600 Max
Stratasys F370
モデルを真上から見てアンダーになっている部分にはサポート材が付きます。サポート材が付いていない部分と、付いている部分には多少の境界段差線が出来ます。 尚、0.032mmモードの場合は全面を覆うようにサポート材が付きます。
サポート材は弊社にて除去して品物をお送りいたしますが、サポート材が残っている場合は家庭用中性洗剤等で洗い落として下さい。 サポート材は蝋の様な物ですので暖めると取り易いです。
※熱湯に漬けると樹脂が白化したり曲がる場合がありますのでご注意下さい。
モデル材をテーブルから剥がしやすくするために、造形物の下側にサポート材が付きます。 色が同じのため見た目では分かりづらいですが、おおまかに剥がした後は超音波洗浄機(アルカリ水溶液入り)に浸けて残りのサポート材を除去します。
サポート材をつけずに造形することも可能ですが、テーブルからの剥離が難しくなるため形状によってはお受けできない場合がございます。(要相談)
(※左側にあるリボン型の物は全てサポート材で、造形を行う際に必ず作成されます)
formlabs Form3
吊り下げ式のため、全ての造形においてサポート材が付きます。 基本的にサポート材の数を減らすことができ、且つ表面へのインパクトが少ない箇所(サポート材の凹凸が付いてしまっても磨きやすい場所)を選んでサポート材を付けますが、サポート材の取り付き箇所や向き等、ご希望がある場合は事前にご相談下さい。
サポート材は、ニッパー等で不要な箇所をカットし、凹凸が目立つ場合は紙やすりで除去します。 弊社では納品時の安全性を考慮してサポート材は付いたままで納品をしております。
※サポート材の除去サービスも行っております。



作業中のご注意事項

●作業中は火気には十分注意してください。又、必ず風通しが良い換気がされている場所で行って下さい。
●万が一目に入った場合は、大量の水で洗い流してから速やかに眼科医の診察を受けて下さい。
●肌に合わず、かぶれたりした症状が出た場合は、こすらずに温石鹸水で良く洗い流して最寄の医師に相談して下さい。
●サポート材を廃棄する場合は一般プラスチックごみとして廃棄願います。


塗装等について

出力品の塗装には、一般に売られているプラスチック用のラッカー塗料、エナメル塗料、水性アクリル塗料が使えます。


原型品利用される方へ

立体出力品はわずかながら積層段差が出来ます。
原型利用を考えられている方は、最初はサフェーサーを吹かずに、まずはサンドペーパーで軽く表面処理を行って下さい。
いきなりサフェーサーを吹き付けても、積層段差の端に塗料がのってしまいサフェーサーが定着せず表面処理中ポロポロ剥がれてきますのであまり意味がありません。

手順としましては、下記の様にして頂くと効率的です。

■表面処理の手順
①表面を#1000番以上(~#2000番)のサンドペーパーで1度磨く。
②サフェイサー(1000番スプレー缶)を軽く吹く。
③#600のサンドペーパーで磨く。
④サフェイサーを吹く。
⑤#800のサンドペーパーで磨く。
⑥サフェイサーを吹く。

※更に細かく表面処理したい場合はサンドペーパーの目を細かくし、繰り返し磨いて下さい。


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